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信用保証料の計算例

更新日:2022年1月31日

信用保証料の計算式について具体例をあげてご説明します。

信用保証料は、貸付金額、信用保証料率、保証期間、分割係数によって決まります。

信用保証料率

信用保証料率はご利用になる保証制度やお客さまの決算内容、ご利用の残高などにより決まります。
詳細については「信用保証料率の体系」をご参照ください。

分割係数

分割係数とは、分割返済により返済の進捗を考慮した掛目のことです。
以下のように定められています。

分割係数

分割返済回数

均等分割係数

不均等分割係数

2回以上6回以下 0.70 0.77
7回以上12回以下 0.65 0.72
13回以上24回以下 0.60 0.66
25回以上 0.55 0.61

信用保証料の計算方法

(1)返済方法が満期一括返済の場合(確定日保証※の場合を除く)

貸付金額×信用保証料率×保証期間(月数)/12(円未満切捨て)

計算例
 貸付金額1,200万円,信用保証料率 年1.15%,保証期間24ヶ月,満期一括返済の場合
 信用保証料=12,000,000円×1.15%×24/12=276,000円

(2)返済方法が均等分割返済の場合

貸付金額×信用保証料率×保証期間(月数)/12×分割係数(円未満切捨て)

計算例
 貸付金額1,200万円,信用保証料率 年1.15%,保証期間24ヶ月,分割係数0.60の場合
 信用保証料=12,000,000円×1.15%×24/12×0.60=165,600円

(3)据置期間がある場合の計算方法

 返済の据置期間がある場合は、据置期間部分*と分割返済部分に分けて計算し、その合計額となります。

 据置期間部分貸付金額×信用保証料率×返済据置期間(月数)/12(円未満切捨て)

 分割返済部分貸付金額×信用保証料率×分割返済期間(月数)/12×分割係数(円未満切捨て)

*据置期間部分とは、融資実行から第1回返済月までのうち、元金返済が猶予されているとみなされる期間に対する信用保証料です。新規融資の際、信用保証書に記載された返済方法が「7か月目から○○か月目まで1か月毎~」と記載されている場合、据置期間は7か月-1か月=6か月となります。

計算例
 貸付金額1,200万円,信用保証料率 年1.15%,保証期間60ヶ月,7ヶ月目からの返済,分割係数0.55の場合
 据置期間部分=12,000,000円×1.15%×6/12=69,000円
 分割返済部分=12,000,000円×1.15%×54/12×0.55=341,550円
 信用保証料=据置期間部分69,000円+分割返済部分341,550円=410,550円

(4)確定日保証*の場合

信用保証料は日割り(年365日)で算定します。
*確定日保証とは、保証決定時に予め終期(期日)の具体的日付を特定した保証をいい、貸付根保証、当座貸越根保証、流動資産担保融資保証(ABL)、手形(電子記録債権)割引根保証、手形(電子記録債権)割引個別保証等が該当します。

貸付金額×信用保証料率×保証期間(日数)/365(円未満切捨て)

計算例
 当座貸越根保証,貸付極度額1,200万円,信用保証料率 年1.15%
 融資実行日(貸越契約締結日)平成28年5月31日,期日(満了日) 平成29年5月31日の場合
 信用保証料=12,000,000円×1.15%×365日/365=138,000円

※信用保証料は原則として保証付融資の実行時にお支払いいただきます。
お支払いただく信用保証料の受領事務は当該保証付融資を取り扱う金融機関が行い、金融機関が保証協会に送金します。

※ここに掲載した信用保証料の計算式は基本的な場合です。返済方法によっては当てはまらない場合もあります。

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